新型コロナ第9波、感染体験記
2023/10/29
新型コロナ第9波で今まで感染を逃れ続けていたのについに感染してしまったのでその体験記。
オススメの市販薬漢方なども交えながら解説。
感染経路は・・・スーパー?
感染経路は正直よくわからないのです。
今まで感染してなかったわけですから、基本的な感染対策、マスク、手指消毒はずっとしていました。
人混みも基本的に避けていますしワクチンも4回接種済。
ただ、5類移行してから勤務先の社内の規制がゆるくなってしまい、会議でもマスクしない人がだいぶ増えました。
発症5日前にそういうマスクしない人が多く参加した会議に参加したのが大きく思い当たる箇所。
ただ今の流行株XBB系統の潜伏日数から逆算すると5日は長い。
とすると3日前のスーパーの買い出しくらいしか可能性のあるものが思い当たらない。
セルフレジの所で飛沫に触れてしまった・・・ぐらいしか考えられないんです。
なので、今後は買い始めだけでなく、買い終わりも手指消毒が必要だと思いました。
初期症状
日曜日の夕方に、なんだかノドがイガイガしだしました。
この際は夏場だし今年は猛暑だったので扇風機に当たり過ぎたか?と思って銀翹散を飲んで様子を見ることにしました。
翌朝。明らかにちょっと様子がおかしいノドの痛み。
あれ、これはなんかヤバそうだと思い、出社すると上長報告してPCを持ち帰る速攻在宅勤務に移行。
帰宅中にのど飴と解熱薬を念のために購入。昼飯、夜飯もコンビニで買ってしまう。
家族からの隔離をこの時点で想定。
以前、Vtuberの月ノ美兎が、自身のコロナ感染体験談の中で「たたかうマヌカハニー」を推奨していたのでのど飴はこれを買ったけど、確かにコロナの症状に対してはこののど飴すごく丁度良かった。
その日は若干の熱感はあるものの体温計で計測しても、若干平熱より高いかなぐらいの感じで支障もなく業務終了。
ところが夜中になると急激に熱感がましてくる。
体温はあっという間に39.4度。
あら、これは・・・と深夜に抗原検査を受けてみるものの陰性。
高熱と大量発汗でその日は一人悶える。
ただこの高熱&大量発汗の感じは、新型コロナのワクチン接種時の副反応と非常によく似ているのでそこに関しては「ああ、やっぱワクチンって疑似的に感染のような症状を作っていたんだな」と今さらながら納得。
たたかうマヌカハニーでのどをうるおしながら解熱剤を飲み、寝る。
やはりコロナか
発症2日目の翌朝も39度台のため抗原検査。
Cの線には太い線が出るがTの線は何も出ないなぁ、とじーっと見ているとしばらくして微かにうっすらとTの線にも線が。
ここで、コロナ確定という認識で行動。だいぶ線が薄いけれど体感的にこんな症状だから風邪ではないよなと判断。
この日は会社を休みました。
基本下がっても38度台で、ずーっと高熱とノドの腫れと発汗に苦しめられる一日。
体の節々が痛い、倦怠感、味覚障害、嗅覚障害といったものは特になし。
味覚は風邪で高熱だと若干鈍くなるよね、の範囲を超えた障害はありませんでした。
基本的にご飯の味はした。
ノドの痛みは酷いので、基本的には水分補給(グリーンダカラとイオンウォーターがメイン)とのど飴(たたかうマヌカハニー)を常用。
ノド患部の炎症対策は、龍角散ダイレクトと小林製薬のダスモック(中身は清肺湯)を使用しました。
どちらも桔梗が入っているため、炎症した部分を冷やすのは得意な漢方成分です。
ダスモックは気管支拡張成分も入っているため、長らく発症していないものの喘息患者の私には心強い味方。
水にダスモックを溶かしてちびちび飲むと、西洋薬では得られない爽快感があるためコロナの症状を乗り切るには必須です。
桔梗湯があればそれで代用できます。
コロナそのものに効く漢方はないけれど、コロナの諸症状に個別対応する市販漢方はありそれらを使えばより楽に苦しいコロナ症状は乗り切れると思います。
自分の症状推移を見ながら漢方知識をフル動員して対応していたため確かに苦しんいんだけど、それでもなんとか余力を残しつつ苦しむ・・・感じでした。
抗炎症の漢方を逐次投入していたので、つばを飲むのも痛い・・・までは行かなかったんです。
三日目、上咽頭炎の強烈な乾きが呼吸困難に
解熱薬と桔梗を含む抗炎症漢方成分の逐次投入のおかけで3日目は昼頃になると長時間平熱になりだしました。
おろ、これはもしかすると回復期に入ったか?と油断しました。
上咽頭炎症状が悪化しはじめ、高熱のぶり返しが夕方以降始まりした。
寒気、発汗発熱39度台、小休止、寒気発汗発熱39度台を一定間隔で繰り返す。
ノドの奥の上の方、丁度鼻の奥の真下あたりのノド部分が物凄い乾燥してしまい、息ができず咳が出て眠れない。
眠れなくてダラダラ起きていると、どんどん息がしにくくなって苦しい。
横になっていると息ができないので起き上がって眠れないか試していたりしていたもののどんどん息が荒く、短くなっていき血の気が引いて失神しかける。
いわゆる新型コロナ初期のパルスオキシメーター必須みたいな時期の感じになってしまい、唇が真っ青になって本気で死を意識する。
着替えたばかりの肌着が一瞬でビチャビチャになる発汗量でした。
慌てて、ダスモックを水で1包み服用。
これは本格的に救急車考えないと、と脳裏がよぎったのでさらにダスモックを1包服用。
清肺湯は甘草の量もそこまで多いわけでないので、炎症を抑えることを最優先した場合多少連服したところで大丈夫。
※麻黄を含む五虎湯などではこのやり方は絶対してはいけません。胃を壊します。
これで息を吹き返し、なんとか息ができるところまで持ち直します。
本当に死ぬかと思った。
上咽頭炎を治すことを焦点に
4日目。
上咽頭部は直接液体を患部につけるのが難しいため、横になりながら口の中でダスモックを溶かした液体を患部に当てるよう上を向いてなるべく長時間桔梗の成分が患部を冷やすように試行。
あと歯磨き、うがい薬による口内の洗浄を徹底。
それまで家族と共有の洗面所で飛沫を飛ばす可能性を考慮してなるべくしないようにしていたのですが、これだと上咽頭炎がいつまでも治らなかったんですね。
歯ブラシ、コップは常に洗面所から隔離部屋に持ち帰る。
この段階になると銀翹散の薄荷が炎症部分に結構効いた感じがしてよく眠れました。
5日目はこれが効を奏してどんどん回復して、この日は1日在宅勤務ができました。
ただし、4日目あたりから水っぽい鼻水が良く出るように。
発熱もまだ38度台が出る状態。とにかく一貫して発熱発汗量がすごい。
回復期
6日目。
上咽頭炎対応が効いてきて急激に回復期に入る。
食欲も湧いてきて、ずっと麺類やおかゆだったのが普通のご飯を食べたくなる。
体温は完全に平熱になり、残るのは上咽頭炎の残りの空咳のみ。
あまり効果は期待できないだろうなと思いながら麦門冬湯を試してみるが、やはりあんまり効果は実感できない。
麦門冬湯って本当に昔から効かない感じがしているのだけれども、今回も効かないっぽい。
7日目
体調は空咳以外は正常化。ウィルス体外排出量も急激に下がった段階なので身の回りの整理をしはじめる。掃除と大規模な換気とか。
とりあえずキツイ症状も乗り切った。
とにかく、解熱剤と咽頭部の抗炎症対応の準備によって、苦痛感がだいぶ変わるんだろうな、と回復してから思います。