試行錯誤を経た結論、水耕栽培のデメリット
久々の水耕栽培についての記事。
あまり水耕栽培をしなくなってしまった理由について色々まとめた記事になります。
あくまで家庭菜園レベルでの話なので、そこだけ留意いただいて読んでいただけると。
実は土耕栽培よりも気温や天候に左右される
ここ2年くらいは水耕栽培よりも土耕栽培、普通にプランターに土で植える簡単な菜園しかやらなくなっておりました。
永田農法も同様にやらなくなったのは、どちらも単純に手間暇がかかり、夏場の水量についてかなり気を使う必要があるため。
多少雑に管理しても土の植えた野菜はなんとか育ちますからね。
ブロッコリーが雪の中も成長して花がつこうとしていて土耕栽培の強さに驚きます。
ガラス張りの温室があれば今もなお間違いなく水耕栽培をしていたと思うのですが、色々な野菜を室内で水耕栽培で育てた結論として、土耕栽培以上に水耕栽培は気温や天候に影響を受けるということ。
もちろん、冬であっても水耕栽培に使える蛍光灯や暖房による気温のコントロールをすれば植物を育てることは可能です。
ただ、そのコストは?と考えた時に余りに割に合わない。
やはり通常の植物栽培のように春から秋に育てることになるし、育てる野菜も旬に合わせる必要がある。
液肥の水温コントロールも大事になってきて、夏は温度が上昇しすぎる可能性があるし冬は土以上に温度が下がる。
コロナ禍の中での在宅勤務が多かった時は、色々手をかけることができていましたがここ2年くらいはほとんど在宅勤務がなかったため必然的に水耕栽培ができなくなっていました。
※最近在宅勤務が増えてきたので、また手をかけられるようになるかもしれない。
こうすればこう育つのがだいたいわかって新鮮味がなくなる
水耕栽培で色々な野菜を育てたため、概ね「この野菜はこういう育ち方をする」というパターンを理解できてきたため、「さあ、この野菜を育てよう」という気持ちもわきにくくなりました。
トマトを育てられると、まぁだいたいの実が成る野菜も育つことがわかってきます。
そうすると苗を育てていく大変さも理解できてきて、葉物野菜の方が楽だなということもわかってくる。
このフェイズになってくると単純に「農業の管理工数の手間」というのが実感として理解できるようになってきて、「多少放っておいても育つ」ものをルーティンで育てるだけになってきます。
植物に関しては生命であるので作業の後回しができません。
必要なタイミングで必要な作業をする必要がある。
なのでかなり雑に育てられる葉ネギとか紫蘇とかバジルとか三つ葉が楽なのです。
水耕栽培はリーフレタスとかを育てる程度が一番手間暇がかかからない。
水耕栽培は大がかりな栽培もできるけど、持続するには根気と気力が必要。
でも、それを持続してやるのはもう本格的な農業で、家庭菜園の緩さは許されなくなってしまいます。
土の上なら仮に枯れても土に還るので気楽に大雑把に育てられるけれど、水耕栽培だ明確にゴミになってしまうので片付ける必要がありますしね。
一通り育ててしまうと、土耕栽培の方が気楽さがしっくり来てプランター栽培に回帰して土を耕すようになるのでした。