転職して良かったこと
2020/09/11
ここ数回は転職エージェントの利用や転職活動の話をメインにしてきたので、今回は転職して良かったなということをまとめてみました。
給料が増えた
転職の最も肝な部分です。年収比だと150万以上アップ。月収だと5万円アップ。前職はボーナス月1ヶ月分という少なさですが、それすら約4年務めて一度しか支給されませんでした。安定してボーナスが出るだけで100万は年収が変わるわけですから、世の中というのはしみじみと格差社会です。
また、出張などで手当がしっかり出る。宿泊施設や新幹線の切符の予約などポイントを個人で取得できるなどの部分も地味に積もりに積もってそこそこの収入になります。前職ではキツイ地方への常駐でも、ランチ一食で消えてしまうような手当しか出ませんでした。転職したことで朝早く駅に行って新幹線の自由席に並ぶ必要もなくなりました。
残業申請をさせないようにして見かけ上優良企業のように見せかけるクソみたいなブラック企業色もなくなり、細かい時間単位で残業代が出るようになりましたし、確定拠出型年金も退職金もある。純粋な年収以外の部分も将来に直結します。本当にこういうお金の部分をしっかり整備していない会社は人を使い捨てるつもりしかないのに本当に偉そうで高圧的な指示のやり方をしてくるのですから、さっさとおさらばしましょう。
職場環境の変化
詰問や罵倒が飛び交う職場からおさらばできたことがことが大きいです。これをやる職場は下で働いている人間が報連相ができていないからダメなのだと偉そうに宣うのですが、大きい会社も小さい会社も経験した身として言わせてもらえば「マネジメントや社内体制の整備ができていないから部下の報連相の重要性の比重が極端に上がるんだよバカやろう」と言いたくなります。
朝や夕方にちょっと数分でいいからメンバーミーティングする習慣づけを上司がやるだけで、こういう詰問や罵倒につながるような場面は減らせるのです。役員だからと一時間以上遅れてノロノロ出勤してきて、問題があったら報告してくるのが当たり前みたいにふんぞり返って気に入らないことがあるとネチネチ小言で締め上げるような会社が大きくなるわけがありません。そもそも役員だからノロノロ出勤してくるなんて上場規模でまともな会社なら取締役や相談役の長老クラスになってできることです。ゴミみたいな零細企業でふんぞり返られても誰も人が手元に残らないことが人望の無さを物語っています。
大きくなる会社は詰問や罵倒をしないでも済むような仕組みづくりをちゃんとするのです。それがマネジメントなのです。締切にとにかく間に合わせるのがマネジメントだと思っているから永遠に下請けから抜け出せないのです。
取引先からのメールに大声で汚い言葉を使って悪態をつく同僚がいない環境もありがたい。大きな会社なら真っ先に問題になって人事などから指導が入る問題行動も小さい会社だと野放しになって、職場の雰囲気はどんどん悪くなるのだと実感します。
ハラスメントのチェックシステムがちゃんとした会社にはあるのだと転職して思い出しました。一番ハラスメント研修を受けなきゃいけないような立場の人間が現場指揮してるから人がどんどん辞めるわけで。
スケジュールの目算が立つこと
マジメな話、前職では一ヶ月先、酷いと一週間先、いや明日何の作業をするかわからないことが普通でした。安定した柱となる事業がない下請け会社なもんだから、開発メンバーのスケジュールが流動的なのです。この状態で頻繁にスケジュールの調整をやるもんだから個人にかかるストレスが非常に大きい。ある程度ルーティンな部分を作っておいた方が効率はいいのに、パズルのようにタスクの振り分けをして「キレイに仕事を振り分けた」とご満悦になるのだからウンザリします。
物凄く効率が悪い上に、個人に毎日過剰なストレスを与えるだけで余裕もゆとりも持てない苦しいだけの業務環境でした。明日何の作業をすればいいのか毎日のようにお伺いをたてなければいけない会社、という仕事の形に私は全く馴染めず辞めるまで適応しきれませんでした。日報を書くだけで一日の作業時間のそれなりの時間を食い、しかもそれはサービス残業になって積もり積もれば一年でどれだけの勤務時間になることか。
今では一週間をどう使うかという枠組みの中で自分のペースでタスクの振り分け管理ができるのでとてもゆとりを持って仕事ができます。一年間どういうスケジュールで仕事をするかの大指針があるので、気構えができるのです。前職ではそうした大方針や目下の案件状況の情報共有もきちんとなされていませんでした。
スキルアップ計画を立てられるようになった
上述にあるように会社として、部署としての将来計画がきちんとあるがゆえに個人としてのスキルアップをしっかり考えて計画を立てられるようになりました。前職は来月何をしているか全くわからないので計画の立てようがなかったのです。そのくせ個人目標を作ることを求め、それについてネチネチと責めてくるというクソみたいな会社でした。
おまえ会社として指針が定められないでいるのに社員にそれを求めるなよ、という話です。何をするのかまったくわからないので自分なりの目標で個人研鑽をしていても、まるで違う業務が入って忙しくなるものだからそれも途切れてモチベーションの維持もできなくなります。
今はしっかりこの資格を取ろう、この分野の勉強をしようという計画も立てられるしモチベーションの維持もできるようになりました。精神的に余裕を持って準備できない環境というのはどんどん精神をすり減らしていきます。
職場の掃除当番
朝早く起きて出社して社内の掃除やら準備などをしなくて良くなりました。掃除自体が嫌というわけではないのですが、ノロノロ出社してきた役員が自分の嗜好でしかない細かいことをグダグタ文句を言ってくるのに本当に辟易していたので、転職してこれがなくなったのは大きいです。冬の雪が降った季節はルーティン外の行動が運転事故を起こしやすくするので、本当に助かります。
会話の水準が上がった
やはり会話の水準と会社の水準は相関関係があると言わざるをえないです。
人がサービス残業している時にデリヘルやら出会い系の話で盛り上がっている職場というのも嫌でした。パチンコやスロットの話で盛り上がるくらいしかない職場に未来はありません。職場で盛り上がっている会話に私は最初から最期まで興味が持てませんでした。
それをコミュニケーション努力が足りないと難癖をつけてくるわけですが、こういう会社の言うコミュニケーションって組織の整備に繋がるものではなく、全部有耶無耶な馴れ合い関係に持ち込んで、低賃金で過剰労働を社員に求めて使い倒そうとするための方便でしかないのです。
部署の異動などもなく、人的リソースの再配備がない閉鎖的な組織ほど、こういう過剰なコミュニケーションを求めてきます。今どきの若い子ほどこういう仕組みを毛嫌いしますからまともな若い子は入ってきません。
面接や説明会で「ああ、普通の会社ならこりゃ落ちるな」という子ばかり求職に来るのを横目で見ていて、まともな大きな会社は軒並み落ちてこの会社に来るんだろうなぁ、と暗澹たる気持ちになりました。
結局私も見切りをつけてこの職場とはおさらばできました。
仕事のスケール感、仕事のジャンルの一貫性
面倒くさくて手間のかかる仕事であってもあまりお金にならない仕事はあります。前職はそんな仕事ばかりさせられていた気がします。
今はしっかり大きな規模感の中で仕事ができるし、それに対する高額な教育費もポンと出してもらえるような職場で働けるようになりました。業務の一貫性も確保されています。とりあえず仕事がないから今はコレという脈絡のない内容の仕事の割り振られ方を前職ではされていたので、今はそれから開放されて嬉しいです。
よく、社内SEはスキルが上がりにくいという言われ方をすることがありますが、下手な下請けシステム会社の方がスキルは上げにくいのです。単発的にある分野の仕事が入ってきても、すぐに終わってしまうと自分の中に定着させる暇がありません。それで同じような仕事が数年後にまたやってきても、ほとんど忘れているので実質初めてやるのと変わりがありません。
ある程度ルーティン化して初めて技術はしっかりと身につくものです。ルーティン化して精度や理解度を高めることができない仕事は結局安い下請け仕事にしかならないのです。
下請けからの脱出
説明はいらないでしょう。理不尽なしわ寄せが一気にくるポジションなんか何にも楽しくありません。そのしわ寄せがサービス残業になるのです。やってられません。
極端に個人に負担がかかる仕組みになっていて、賃金は低くて自己責任という名目でサービス残業の日々。脱出できて本当に良かった。
パーソナルスペースの広さ
机の大きさ、パーソナルスペースの広さはストレスの軽減に直結します。前職に比べるとパーソナルスペースは3倍くらい広くなりました。座って作業をしていたら無言で役員がイスの後ろにぶつかっていくクソみたいな状況もなくなりました。
・・・思い出したら腹が立ってきた。どうせ時間の問題なんだからさっさと潰れればいいのにあの会社。
機材の予算
前職は開発職なのに起動させて30分以上まともに作業できないようなマシンを支給されていました。Windows10はSSDでないとまともに作業できません。もちろん今はSSD搭載マシンで起動一分でメールを確認して仕事に入れるようになっています。
こんな膨大な毎日のタイムロスを発生させるような安い低スペック開発マシンで開発を行って、スケジュールが遅れているからサービス残業だなんてやっているシステム開発会社が成長企業になれるわけがないのだから一刻も早く市場から撤退してもらいたいものです。
以上、思いつくままに転職して良かったなと思うことを並べてみました。社員が残らないダメな会社はこういう会社だよ、というサンプル事例集みたいになってしまいましたが実際こうなのだから仕方がありません。未来のない会社で我慢を続けても何も良いことはありませんので、若いうちに転職先を探すべきだと今では思っています。