30代半ばでの社内SEへの転職
2020/09/11
このたび30代半ばで社内SEに転職することができました。
二度目の転職です。
一度目の転職はUターン転職で失敗してとんだブラックな未来もないシステム開発会社に入ってしまったため今回転職と相成りました。
人が全く定着しない組織
辞めた会社は私が入ってから3年ほどで10人退職していきました。
社員が20人いない会社でこの数値はちょっと目眩がします。
特に深刻なのが会社の立ち上げメンバーやキャリアの長いメンバーの退職率。
社員の定着率が尋常ではなく酷く、そこを改善する素振りは全く見せずにやたら頻度の多い飲み会や社員旅行が福利厚生か何かと勘違いしている時代錯誤感。
耐え難い環境でした。酒飲めばストレスは発散できるという思考回路がおぞましい。
人が足りない足りないと喚いている割には全く人材採用へのコストは割かないで、売手市場の中でしっかりしたキャリアのある人材が見切りをつけて辞めていき未経験やそれに類する人材しか応募してこないという悪循環にここ数年は陥っていました。
恐ろしいことに、こんな状態の会社をハローワークは優良企業みたいな取り扱いをしていて絶望しました。
離職率見てよ。残業が少ないのは残業申請させないからだよ!休日出勤しょっちゅうやってるよ!
地方はIT企業が少ないから・・・なんてハローワークで職探しなんてやっちゃいけないね。
未来の見えない下請け、常駐の繰り返し
会社としては未来プランなんか全くありませんでした。
ただ常駐や持ち帰りの仕事を東京にもらいにいって、低賃金で働かせて利益を出す。
ただ、それだけ。
会社ではなくフリーのエンジニアの寄り合い所帯みたいな状況で、そのくせ給料は低い。
低いくせにやたら要求水準は高い。
だけどその要求水準を満たすための組織としての仕組みを整える気はないからどんどん経験者が辞めていく。
不慣れな業務を割り振られて四苦八苦してる中で、さらに難癖をつけて無茶な要求を会社側が言い出したので流石にキレて転職活動を始めました。
転職エージェントに登録してみる
今の会社に入った際にハローワークを利用したため、ハローワークで良い条件の会社は非常に少ないと痛感しているので今回は転職エージェントに登録しました。
利用したのは下記の2社と自分が住んでいる地方に強い地元のエージェント1社の計3社。
パーソルキャリア(doda)
リクナビエージェント
登録するだけで求人情報は見ることができるのですが、今回は年齢も年齢だし失敗したくないし非公開求人も含めて紹介してほしいのでエージェントの相談にも申し込みました。
転職サイトは個人情報を色々入力しなければいけないのですが、これが一番面倒臭い。
職務経歴書の作成だとか重労働です。
ただ、これをしっかりしないと書類選考通過率が極端に変わるからやるしかない。
で、それが完了したら個人面談です。
地方で遠いのでエージェントに直接会いに行くのは難しいので電話面談。
今の自分の状況を報告、自分が苦手な分野、やりたくない仕事に関しても正直にお伝えしました。
この状況の説明と自分がやりたくない仕事を伝えるというのは大事だと思います。
自分の状況を客観視することにも繋がるし、他人に感情を吐露することで変に取り繕って自分の中だけで完結させないのが重要。
自分の中で意見を完結させて転職先を探すのは結構危険かなと個人的には思いました。
ある程度業界情報に詳しく、転職希望者と大量に接してきたエージェントのリアクションで自分が変な方向を目指してないかを軌道修正できるのがエージェントとの面談の利点なのではないかな、と。
淡々としたdoda、親身だけど遠いところばかり紹介してくるリクナビエージェント
今回、私が担当してもらったエージェントさんの特徴です。
パーソルキャリア(doda)
担当者は男性。かなり淡々とした話の進め方をする人でした。
ただ、紹介してくれる会社自体はこちらの要望に合致した範囲で紹介してくれるので「こんなもんなのかな」と思って話を聞いていました。
リクナビエージェント
担当者は女性。かなり親身になって話を聞いてくれて、頻繁なレスポンスもくれる方でした。
難点は私の住んでいる地域の紹介求人情報が少ないため隣県の求人情報の割合がかなり多く、紹介されても応募に躊躇することが多い。
応募だけでもしてみましょう、と言われて何件か応募してみたものの私自身が「うーん」と思っている内容だし、遠いから通勤圏内じゃないしで書類選考合格率はかなり低めでした。
自分が住んでいる地方に強いエージェント1社
この会社が一番、面談時間も長く親身ではありました。
地元に強いだけあって紹介求人情報の量も多くて良いのですが、Webシステムがまだしっかり完成されていないため応募しても実はその求人はもう募集が終わっていたなんてことが何度かありました。
システムトラブルでサイトが見れないこともありました。
選考に関してはかなり頑張ってプッシュしてくれたりしていたので印象は良いのですが、やはりシステム構築の資金力などは大きな会社とは差が出るようです。
どんな風に転職活動は進んだか
結果から言ってしまえば、dodaで一番最初の方に紹介された会社に転職が決まりました。
社内SEという括りでならこんな紹介求人がありますよ、とエージェントに勧められる求人の中ではとても条件の良い話でした。
ただ、募集要項を見る限り自分のキャリアとマッチしている部分は必ずしも多くありません。
零細といっていいような小さい会社に都落ちしたような転職をしてしまった自分じゃ書類選考すら通らないだろうと思ったのですが、転職エージェントに頼んで紹介してもらったのに全く応募しないんじゃマズかろう。
地方ではIT職自体が少ないし、社内SEなんて人気職でこの条件なら応募が多いだろうし無理だろうなと思いつつとりあえず応募してみた1件でした。
実際はどんどん書類選考が落ちて、もっと条件のよくない会社にランクが下がって選択肢もないし・・・で妥協的な転職先に落ち着くのかなとかネガティブなことばかり考えておりました。
で、複数社のエージェントと面談のやりとりしながら色々な紹介求人の情報を見ていました。
痛感するのは求人絶対数の少なさ。
IT職自体がそもそも少ない。
そこから社内SEとなると選択肢は10社もない、といったところ。
残弾が少ない状態でシューティングゲームするような絶望的な状況なわけです。
勤めている会社とは険悪な状況だったのでタイムリミットもありました。
で、会社に隠しながら転職活動を始めて一週間くらいで「やはり転職は年齢なども考えると厳しいのかな」と思い出した頃です。
するする進む選考、いつまでも返答がこない選考
最初応募した会社からの書類選考通過のお知らせが届きました。
通るとは全く思っていなかったのでエージェントさんに「は?え?本当ですか?」と素っ頓狂な受け答えをしてしまいました。
で、必死こいて面接の準備を進めます。
自己分析などをしっかり進めろとdodaの面接対策コンテンツにあるのでそれを忠実にこなして、面接に行きました。
面接自体は拍子抜けするほど和やかでした。
「来れるとしたらいつからですか?」みたいなことを言われたものの「いやいや、そんなうまい話はないな、参考として時期を聞いてるだけだろう」とネガティブ思考回路全開でした。
その日の午前中面接で、そのまま午後に勤めている会社に出社。
トイレで用を足していたらエージェントから「面接通過」のお知らせをもらいました。
早っ!
なにこの選考スピード。
WebのSPIを受けてくださいという指示を受けて必死で数日かけて勉強して受験しました。
で、内定が出ました。
ここまで転職活動始めて一ヶ月経っていません。・・・いいんだろうか、これで。
経験してみて思ったのですが、条件の良い会社は選考のスピードが早いです。
転職エージェントとのやりとり慣れもしているようで、即決しないと人は他所に行ってしまうということで合格不合格にしろ判断が早い。
逆に遅いのは私の経験上「うーん」なところでした。
給与の大幅アップ、職場環境の劇的改善
正直もう路頭に迷う羽目に陥るのかなと本当に気が滅入るなかでのヤケクソの転職活動だったので期待は全くしていませんでした。
ですが、結果として東京で勤務していた頃の給与水準になりました。
東京で勤務し続けていたらこれくらいは貰えていたかな、という水準。
辞めることになった会社比だと年収150万以上アップになりました。
職場環境も劇的に良くなりました。
ヒステリックに罵倒して社員を辞職に追い込んだり、出社拒否に追い込んだりする女性開発者がいない職場って素晴らしい。
辞めた会社ではコミュニケーションが上手くとれず、「変だなぁ東京では普通に働けてたのに私がおかしくなったのかなぁ」と卑屈になっていたのですが、どうもおかしかったのは辞めた会社であったらしい。
喫煙者が喫煙所で変な根回しをして全然その決定事項がこちらに知らされない、なんてこともなくなりました。
そう、普通に社内で打ち合わせをすることを、何故か別室やら喫煙所でこそこそ根回しするという因習で回すやり方にゲンナリしていたのです。
その他辞めた会社ではウンザリしていたことが新しい職場ではごっそりなくなったので、よくよく考えると辞めた会社がただただ駄目な会社だっただけじゃないかという気もしますが。
やっぱり駄目な会社は駄目だからこそ今の駄目な状況になっているわけで、そういう場所からはさっさと転職することをオススメします。


