個人で楽しむ水耕栽培のコストについて考える
2019/05/28
色々と水耕栽培の方法を試してみて、かかる費用面、規模感での問題について考えてみた結果、個人で楽しむ場合は色々な面で上限をある程度決めておかないと他人に迷惑をかける問題になるという話。
水耕栽培に面白さを見出すと戦線拡大で収拾がつかなくなる
家庭菜園でプランターで土づくりなどからやっていかなければいけない一般的な土耕栽培と比べると、水耕栽培は楽です。
楽に色々できてしまう上に、普通の家庭菜園よりもエンジニア魂をくすぐる部分が沢山あります。
エアポンプ栽培で野菜を大きく育てる機構の探求であったり、塩ビパイプを使った大型栽培容器の工作であったりと「男のロマン」的なものに熱中しやすい要素が詰まっています。

ネットで検索をかけると屋上に水耕栽培の巨大な基地を築き上げていらっしゃる趣味人の方、定年退職して自宅の中庭を水耕栽培のパイプだらけにしている元エンジニアの方などが見受けられます。
その情熱自体は素敵なことだと思うのですが・・・その一方で「作っている本人は楽しいけど、ご家族の人達は必ずしも喜んでいないのではないか?」という邪推もしてしまう部分があります。
基本的に専業農家が本気で水耕栽培をやるのでもない限り、趣味として塩ビパイプで水耕栽培容器を工作してエアポンプを購入、常時ポンプ稼働させて野菜の栽培・・・なんて、中途半端な規模の拡大ほど出費と敷地専有スペースが増えるだけになりがちです
こんなに庭中パイプだらけにして、片付けどうするんだろう・・・最終的に処分する際のことは考えているのだろうか・・・というのは本人よりも周りの家族の方がきっと敏感であるはずです。
オタクが生前の内にオタグッズの山をどう処分するか・・・みたいな問題と通じるものがあります。
処分の際に家族に迷惑がかかるような規模にまで範囲を広げてしまいかねない面白さが水耕栽培にはあるので要注意かと思われます。
大きなLED付きのカッコイイ水耕栽培の容器は赤字?
水耕栽培に関心をもったきっかけはGreen Farmです。
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外観がカッコイイし、自宅でLEDでサラダを栽培できるなんてワクワクするなと思って購入を検討したのですが、下記の理由で断念しました。
- LEDは自前で交換できない(専用LEDを使用している)
- 保守コストや廃棄の際のコストの問題
- それなりに大きいスペースを専有し、その間一種類の野菜しか栽培できない
LEDはGreenFarm専用のものを使っているので自分で交換はできないようです。
ですから必然的に交換費用がかかります。
収穫するのはいくら新鮮とはいえサラダ菜やレタスですから「買った方が圧倒的に安い」という部分がネックになり続けます。
子供への教育目的なら、お父さんと息子が一緒にペットボトルの工作をして水耕栽培の容器を作りながらコミュニケーションを楽しんだ方が良い気もするし・・・。
使わなくなった、壊れた際の廃棄費用も考える必要があります。
そこそこ大きいので捨てる場合のお住いの自治体の手続きなんかも事前に調べておかなければなりません。
また、結構なスペースを取る&一ヶ月以上育てている間は一種類の野菜しか育てられないというのもお家が広くない場合はマイナスポイントになるのではないかな、と思われます。
※水耕栽培では基本的に同じ液肥の中で複数の野菜を育てることは推奨されません。
のめりこみすぎないことが大事
ホームハイポニカシリーズはトマトの栽培などにはとても実用的だと思うのですが、これも最終的に個人で楽しむ場合に、水耕栽培に対してどこまで出費とスペースの専有を認めるか・・・という問題が絡んできます。
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トマトやメロンのような日光量がたくさん必要なものを水耕栽培で育てるには、普通の農業と同様に夏場の旬の季節に育てることになります。
糖度の高いトマトや、物凄く美味しいメロン作りに挑戦するとかでもない限り「買ったほうが安いかも」という問題やはりあるわけで、購入の際はそのあたりを色々考慮する必要が出てきますね。
土耕栽培は土作りから始めないといけないので大変ですが、水耕栽培はその大変な部分が省略できるために、次から次へと手を広げがちです。
常に費用と敷地スペースの占有率を冷静に考えながら進めないと家族と揉めたりしますので注意しましょう。

