メンタルと漢方の付き合い方
2020/12/28
最近めっきり漢方を飲む頻度が減りました。
漢方を飲まないと精神的に辛いな、と感じる状況がなくなったためです。
理由は単純に転職したから、なのですが現在進行形で漢方が助けになってる状況の人もいると思うので、私の場合の経験談をまとめておきます。
背中の骨の歪みが内臓疾患と精神状態の悪化を招く
漢方にご厄介になっていた時は客観的に自分の体の状況を把握する余裕がなかったのですが、余裕のある状況になって振り返ってみると問題は背中の歪みが起因になっていたのだな、と思います。
精神的に辛かった時期は柴胡剤(抑肝散陳皮半夏、柴胡桂枝湯、加味帰脾湯あたりの柴胡を使用した精神を落ち着けるタイプの漢方)によく頼っておりました。
柴胡剤が効くのは単純に背中や肩がガチガチに凝ってしまっているからです。
昔からの漢方の診断で腹診でどうのこうの・・・という方法がありますが、私はアレはあんまり意味があると思わなくなりました。
理屈は単純なんです。
ストレスが積み重なると余裕がなくなって呼吸が浅くなり姿勢が悪くなる→上半身の筋肉が緊張する→それが継続すると筋肉が凝る→凝りが固定化されて背骨が歪む→内臓に負担がかかる→体の歪みがQOLをさらに悪化させる。
こうした状況に四逆散をベースにした柴胡剤を使うと緊張が緩和されてとても楽になります。
柴胡剤について詳しく知りたい人は下記の本が参考になります。
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漢方だけでは解決しない
ですが、これは対処療法のようなもので、ずーっと効くわけではありません。
原因は体の歪みなので、同時に背骨の歪みを緩めて治す必要があります。
そこでストレッチ、マッサージ、鍼灸、カイロプラクティックなど流派は様々ありますが、そうした方法で上半身の張り詰めた筋肉を緩めて血流を良くするだけで精神状態は大幅によくなります。
体の歪みを緩める観点で手に入りやすい書籍だと下記の本などが良かったです。
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これはストレッチで体を緩める系の本。
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こちらは呼吸の浅さが姿勢を悪くする点から姿勢矯正をしていこうというアプローチの本です。
先生がだいぶ面白い人です。昔マネーの虎で挑戦者として出てた人ですね。
背骨の歪みはないか、上半身の筋肉は緊張状態にないか、という点を毎日時間をかけてストレッチするようになってから以前のような辛い精神状態にはなりにくくなりました。
望まない自分の境遇による苛立ち
結局のところ、そのような精神状態になるのは自分が置かれている社会的状況や経済的状況に理不尽な思いを抱いていることがそもそもの発端であったりします。
私の場合は転職でそれが一気になくなった部分があって、それで楽になったという実感があります。
誰もがそういう手段を取れるとは限らないわけですが、漢方やマッサージでいくら体をケアしても最大のストレス源がある場合は焼け石に水です。
自分が擦り切れる前に環境を変えて、より良い精神状態に持っていける状況を作り出すように動かないと精神的にも肉体的にも壊れてしまうのは間違いありません。
漢方で精神を楽にしつつ、自分の環境を変える何らかの手段を講じる必要があります。
その方法自体は十人十色の選択肢があるので、何が正解とは言えないのが難しいところですが・・・。


