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作ったところで放置されるホームページの解決しがたい問題

2018/07/20

仕事で来る日も来る日もWebサイトを作っております。納品後、定期的に自分が作ったホームページはどうなっているのかの定点観測を行っておりますと、色々問題が見えてくるなぁ、というお話。

「Webサイトを作る」ことが目的化する一番多いパターン

取り敢えずホームページはないといけない・・・ということで制作依頼が来ます。

打ち合わせしながらWebサイトを作り出すとコンテンツが揃わないことってよくあります。ユーザーさん側が忙しくて写真が足りないとか必要な文章が揃わない、とかですね。こちらで対応できる範囲のものなら写真を素材集などから探して埋めることもあります。

ですが一向にコンテンツが揃わなくてそのまま放置状態になることもあります。

スタート段階でこうなってしまうサイトに未来はありません。この手のサイトが次に変わる時が来るのは数年後に「デザインが古くなってしまったのでリニューアルします」という時だけです。

こういうWebサイトに存在意義はあるのかというと微妙です。「一応ホームページはある」以上の意味はないので当然集客なんか期待できません。

正直、無料ホームページ制作ツールとかで適当にセンスのいい素人さんが作った方がマシかもしれませんし、作った後に虚しくなるのもこの手のホームページです。

でもこのパターンが一番多いかもしれません。

設計段階で集客ができなさそうなサイト構成

一応、こちらもあからさまにダメなサイト案をユーザーが提示してきた時には諌めます。それは上手くいきません、と。

ただ、依頼してきたユーザーの職種の中身を一番よく知っているのはユーザー自身です。

中身の妥当性がわからない場合は、ユーザー要望に合わせたサイト構成やデザインにすることになります。「これ、この構成だとアクセス集まらないんじゃないの?」と思いつつも、代替案を提示するにはその仕事の内容を深く理解する必要があるのでハードルが高い。

ユーザーがサイトの運営に熱心である場合はこちらも考えられる限りの努力はします。疑問点もぶつけます。

でも、往々にしてホームページを作るとそれだけで沢山の人が見てくれる、というよくわからない思い込みを持った丸投げユーザーだったり、予算をとにかく抑えるだけ抑えて後から文句を言ってくるようなクレーマーみたいな人も多いもんだからリソースの配分が難しい。

こちらが色々配慮しながら、きちんと方針通り更新を継続してくれれば安定したアクセスになる設計にしてもそれをガン無視するユーザーもいるのです。この辺は以前下記の記事で書きました。

社員ブログが失敗する理由

そうなると当然アクセスが集まらない→結果が出ない→放置される。

「補助金」が投入されて作られたWebサイト

あんまり大きな声じゃ言えないんですが、「補助金」という名の税金が投入されて作成されたホームページはだいたい「作った後のこと」をまともに考えてないようです。

作っている時は凄い細かい注文が来るんです。この写真じゃイヤ、とかデザインに対する碌でもない頓珍漢な指摘を沢山投げてくる。画像を延々と張り替える作業に陥ることもザラです。

介護業界なんかは末端で働いてる人は大変そうですが、補助金ゴロ的なポジションに立って人を使っている層の人達はなかなかアレです。これはどこの業界でもそうでしょうが。

「補助金」(税金)を作ってWebサイトを作った、という事実が実績になるのでしょう。それでさらに継続的に補助金がもらえるという仕組みなんでしょうか。更新されるのは最初の2、3ヶ月だけです。

全て身銭を切っていればそれなりに真剣に取り組むのかもしれませんが、税金が突っ込まれているのでサイト運営に真剣味もくそもありません。何の効果もない公共事業のようなものですね。まぁ、土木建設のような環境汚染がないだけマシ・・・みたいな感じで。

ホームページ更新を業務のローテーションに組み入れていない

結局のところWebサイトって運営者がどれだけ真面目に取り組むかで全然変わってきてしまうものです。

定期的に更新されていて、なおかつそれが閲覧ユーザー層を明確にしたコンテンツであれば確実に安定したアクセスを集めることができます。

ですが、現実問題として多くの会社や団体はホームページ更新作業を業務の中で明確に位置づけていない場合が多いので、結局放置に行き着きます。

作ったサイトを見ていても、実感としてユーザーが更新作業自体をしないんですよね。静的サイトの時代と違ってWordPressなら更新も簡単だし、目的意識を持って更新していけば一定の成果は出せるハズなんですがそこを真剣に取り組むユーザーってやっぱりかなり少数派です。

ちゃんと目的を定めて、しっかりしたコンテンツを準備すればアクセスは集まるようにGoogleさんがサイトを選別してくれる時代になったのにこれは勿体ないことです。

 

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