EC-CUBE3.0系への不満、プラグインを作るのにも一苦労
2018/08/27
全然やりたくなかったのですが、EC-CUBE3.0系のカスタマイズ案件がありましていくらか触ってみた上での感想といいますか呪詛を少し書きます。
これ本当にユーザー拡大を目指しているの?というわかりにくさ
前のバージョンのEC-CUBEもプログラマの間では罵詈雑言を浴びる感じの「他にないから仕方なく使う」オープンソース(というのにも嫌悪感がある)だったようですが、3.0系はそのダメな部分を引き継いた上で習得するコストが跳ね上がって面倒くさい感じになっています。
symfony2だのSilexだののフレームワークを理解しなければいけないという学習コストがまず大変。
そして、そうしたEC-CUBE自体の仕様についての解説が物凄く乏しい。公式(?)の解説本はAmazonでボロクソに叩かれている状態です。
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機能を追加、変更する場合はプラグインを作る、という仕様に3.0系から変わったわけですが、その辺の作り方や仕様の公式解説が「なんでこんなに少ないの」と言いたくなる感じで、ご新規さんお断りと宣言しているようにしか見えません。
おまけにプラグイン作成に必要な大事な部分の解説を行っているロックオンのプログラマが途中で退職しちゃっていたりする。もう笑うに笑えません。
レスポンシブ対応と言う割にはよくわからない仕様
実際にカスタマイズしていて不可解に思ったことその1。
3.0系はレスポンシブ対応を謳っています。デフォルトでインストールした状態でレスポンシブ表示されるのでパッと触った初見時は良さげな感触がしましたが、カスタマイズして気づくのが「ページトップポタン」がないこと。
普通のWebサイトなら「自分でカスタマイズすればいいだろ」で終わる話なんですが、EC-CUBEの場合「ページトップポタン」を入れるのも全体の仕様をよく把握しなければならず、やたら時間がかかってしまいました。
デフォルトの時点でスマホ閲覧だと縦スクロールを延々としなけりゃいけない状態なんだから最初の機能に入れるべきなんじゃないのかなぁ、コレ。
不可解に思ったことその2。

管理画面でサイドバーをWordPressのウィジェットみたいに配置できるので「あら便利」と思ったんですが、左サイドバーがレスポンシブ表示だと#main_topの上に来てしまいます。
ECサイトなら表示順は普通は中央画面がまず先で左サイドバー右サイドバーって順だと思うのですが・・・。
この辺の改造もEC-CUBE自体の仕様がよく把握できていないと酷く時間がかかることになります。
そして先にも述べたようにEC-CUBE自体の仕様の解説がとても少ない。
ああクソと呪詛の言葉を吐きながら必死で全体の構造を把握するのに費やされる時間の虚しさといったら苦しいものでした。
そしてタチの悪いことに管理画面や公式ホームページの「見た目だけはキレイ」なものだから営業や顧客はEC-CUBEはとても良いものと思い込んでいる・・・。
ああ、こうしたイライラの積み重ねがプログラマ達のEC-CUBEへの呪詛に繋がるのだなとカスタマイズを始めてから気付きました。選定の段階で拒否すべきだった・・・。
プラグイン一つ作るのも四苦八苦。選択肢から外せる状況にあるのなら外した方が幸せになれると思います・・・やめといた方がいい・・・よ。
追記:EC-CUB4.0のリリースが発表されました
発表された内容によると3.0系との互換性はないそうです。泣けてきますね。3.0系で作ったサイトどうするんでしょうね。
フレームワークもまた変わるそうです、大変ですね。
母数が2.0系と比較してかなり少ないはずですから、メンテナンスをできる業者が少なくて大変であろうかと思われます。
プラグインで機能追加する仕組みは相当不評だったようですし。
仕組みを理解するのが容易なら文句はないんですが、全然そうではないから当然といえば当然ですが。
正直、この感じだと4.0系も期待できそうにないので、EC-CUBEには絶対に手を出さないのが良いのではないかと考えています。
安心して手を出せるCMSではないですし、この仕組みで保守契約なんて怖くてできないよね。
