Bizメール&ウェブの海外IPフィルタリングでサイトの所有権が確認できなくなった件
2020/06/20
数ヶ月前にお客さんがBizメール&ウェブのレンタルサーバーに開設しているWebサイトがブルートフォースアタックで潰されました。
それに対応するため管理画面への海外IPからのアクセスを遮断する処置やら何やらをセキュリティ対策として施しました。
それからしばらくするとBizメール&ウェブ本体で海外IPフィルタリングのサービスを開始した、とのことで「これはレンタルサーバー運営がやっているやつの方が信頼できる」とこの仕組みを導入しました。
導入といってもボタン一つポチっと設定するだけです。
Xserverでやっているような海外IPフィルタリングだと思って設定しました。
が、この海外IPフィルタリングですが、ろくでもない出来のものでした。
検索エンジンからあなたのサイトが消える
結論を言いますとこの海外IPフィルタリングですが、検索エンジンのチェックも弾いてしまう代物でした。
久々に検索エンジンで該当サイトを検索してみたらインデックスからキレイさっぱりいなくなっています。
慌ててSearch Consoleを確認してみたところ、海外IPフィルタリングをONにした頃からサイトの所有権を確認できなくなっていました。
Googleアナリティクスで関連付けるのも、htmlページを上げて所有権を確認することもできません。
確実に500エラーになってしまい、サイトの所有権を確認できないため検索エンジンからサイトが消えてしまいます。
もう本当に酷いBizメール&ウェブ。
これまでも色々酷い目に合ってきましたが、月額利用料金がかなり割高のわりにこのクオリティ。
新規でレンタルサーバーを契約することを考えている方にはオススメしないサーバーのワースト3に入るのがBizメール&ウェブですが、中小企業ほどNTTがやっているからって契約していることが多いのが困りもの。
割高な月額利用料金払う余裕があるなら普通にXserverを選択してくれるのが一番安全で後々の余計な手間がかかりません。
Bizメール&ウェブは色々トラブル対応した経験を踏まえると、利用料金が割高な割にネットに詳しくないユーザー層に配慮のない運営のやり方がチラホラ見られて個人的には腹を立てる場面に度々遭遇します。
「そういうメールの文面じゃネットに詳しくない人には意味がわからず放置されるだけだろっ」と怒りたくなるようなユーザー通知のやり方をよくやるのです。
Bizメール&ウェブのサイト自体もサイトデザインを間違った方向にカッコつけているものだから、とにかく必要な情報にアクセスしづらいのもなんとかして欲しい。
あれは本当によくない。
安さを優先させるならロリポップ、安心確実を求めるならXserverです。
それ以外は正直、あまりオススメしません。
長期間運営するほどあまりよくないレンタルサーバーサービスはトラブル対応する機会が増えます。